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君がロックンロールバンドで歌う時7
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第七回
『ライブハウスブルーズ3』

久しぶりにこのブログを更新する。少なからず楽しみにしてくださってる人達には、毎度の事ながら本当に申し訳ない。今回からまた続けれるかぎり続けるので、酔狂な方はお付き合いいただきたい。
さて、前回「ライブハウスに客はいない」などと書いて、首都圏全てのライブハウスから出入り禁止の憂き目に遭っても困るので、もう少し掘り下げてお話ししたい。

例えばローリングストーンズがライブをすれば、武道館だろうが東京ドームだろうがマジソンスクエアガーデンだろうが満員になるのだ。要するにバンドに人気があれば問題は無いし、チケットノルマどころか「ギャラはナンボなん?」である。
話を戻す。
今東京にはバンドマンが溢れてる。それはニートなんかの比ではない。そしてライブハウスも相当な数がある。そして毎晩の様にライブがある。そう、単純にお客の数と明らかにバランスがとれていないのだ。原因は他にもいくらでもあるが、まず第一に「やる側」と「観る側」の数のバランスに起因しているのは間違いない。
そんな中で頭ひとつもふたつも抜けるには、半端な事ではない。

そもそもライブハウスにおける「チケットノルマ制」を否定している訳ではない。10人、20人すら観にくる客がいないバンドが文句を言っても始まらない。中には少しでもお客がつくように色々と協力してくれるお店も沢山ある。
もっと多くの人に知って欲しい、一人でも多くファンを増やしたい、だからまたライブの数を増やす。一本のライブの客数が減る。赤字。バイトが増える。悪循環だ。
しかし勿論チケットノルマの無いライブハウスもある。こういう店は酒や料理にも力を入れている、いわゆる「ライブバー」だ。俺が初めてそういう店に出たのは、船橋にある「無国籍料理 月」である。なるほど、これならライブに関係なく遊びに来たいな、と思ったものだ。料理が安くて美味い。そしてマスターが常連客なんかにちょっと宣伝してくれると、全く知らない人がライブに足を運んでくれたりする。そもそもバンドマンのマスターが、バンドから金を取るより、店の雰囲気や料理で客を呼べるようにして、頑張っているバンドのチカラになりたいと始めた店である。
こういったライブバーでは、椅子とテーブルがあり、飲食しながら観るというのが多い。
逆にライブハウスでは、売り物はライブなので、ステージや照明、音響に金がかけられており、基本的にはオールスタンディングだ。
君がどう魅せたいかにもよるが、いろんな店に出て素敵なハコを見つけて欲しい。

いい店があったら俺にこっそり教えてくれ。
ロールスロイズ
モンキーキング
by rolls-monkey | 2006-10-14 08:33 | モンキーキング(09.1.26終)
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